ルドウィッチ社の伝統は中世ヨーロッパのイタリアから始まります。
その土地の良質な粘土をもとに形成・熟練工の彩色・超高温の釜で焼成された瓦は
耐久性に優れ、なおかつ吸水率が極限まで抑えられた、まさに至高の瓦。
ルドウィッチの屋根瓦は「芸術品」と評された当時から、多くの権威である建築物にその美しい姿を見ることができました。
1888年に本拠地をアメリカに移してからも、その手作りならではの質感・品格・多様性は
科学技術の発達と相まってさらに高められ、世界中の建築家たちが
「まずはルドウィッチがあり、ほかはすべてその他」と品質的にも、美的観点からも最上の評価を与え続けています。
一世紀以上もの間、ルドウィッチが生産する粘土瓦の美しさと耐久性は建築家たちの賞賛を博してきました。
ルドウィッチの瓦で葺いた屋根の多くは一世紀を優に超えて持ちこたえ、その耐久性はアメリカ国内における
75年保証をはじめとした業界で最も充実した品質保証サービスに裏付けられています。
1600年代 |
ローマのルードヴィッシ(Ludovici)一族(当時)が 生産する瓦が評判を得る その後一族はドイツに移住した後に綴りを ルドウィッチ(Ludowici)に変更して瓦の生産を継続 |
---|---|
1800年代 | カール・ルドウィッチがアメリカのシカゴに移住 |
1888 | ニューヨーク州アルフレッドでジョージ・バブコックを 代表とするセラドン(青磁)瓦会社が誕生 |
1902 |
セラドン社がオハイオ州ニューレキシントンの インペリアルブリック(煉瓦)工場を購入し 瓦の生産ができるように工場を改造 当時のアメリカ国内最大規模の瓦工場として 稼働を開始 |
1906 |
ルドウィッチ社がセラドン社を買収 5つの生産拠点を持つルドウィッチ・セラドン社として 生まれ変わる |
---|---|
1914 | ニューレキシントン工場の規模を当初の2倍に拡張 |
1976 | CSC社がルドウィッチ・セラドン社を買収し 工場を修復・刷新 |
1989 |
サーティンティード社がCSC社から ルドウィッチ・セラドン社を買収 ルドウィッチ瓦(Ludowici Roof Tile)社に社名を変更 |
2003 | ヨーロッパの陶製建材メーカー最大手テレアル社と合併 |
2007 | お客様が瓦の見本を手にとって見られる場所として 「Factory of Ideas」をオープン |
実際、アメリカをはじめとして世界各国で使われているルドウィッチ製の屋根の多くが築100年以上となっております。
ルドウィッチの瓦で葺いた屋根は、シングル葺き屋根やコンクリート屋根、コンクリート下地のシングル葺き屋根、金属屋根などの3〜5倍の耐久性があります。
瓦の素材は粘土と水です。陶器やレンガなどの窯業製品と同様に、6,000年以上使われてきた歴史があります。
ルドウィッチの瓦はレンガの壁のような役割を果たします。
建物内部で発生したエネルギーを外に逃さない断熱層を作ります。粘土瓦は建物の省エネ化にも貢献します。
廃棄した瓦は砕いて道路の舗装材やその他の建築資材として再生できます。瓦は化学反応や毒性とは無縁です。つまり環境を汚染しません。
色あせや製品の劣化がなく、屋根を流れる雨水を汚しません。
この基準は高機能で環境に配慮した建築物を推進し、持続可能な発展を支えるために活用されています。
※アメリカ国内の評価となります。ご了承ください。
LEEDクレジット:2ポイント
ルドウィッチの標準色のうち11色は日射反射指数(SRI)が32となっております(施工後3年後の値)。
LEEDクレジット:2ポイント
ルドウィッチの赤色粘土瓦はCradle2Cradle(完全循環型のモノづくりを推進する認証プログラム)の銀賞を獲得しました。ルドウィッチ社の粘土瓦には再生原料が3%含まれています。