ヨーロッパ市場で、最も豊富な品種のアスファルトシングル屋根材。
その特殊な形やグラデーション着色は、砂粒被覆シングルで葺いた屋根にオリジナル性を与えます。
さらにシングルラインの優れた技術的・外観的特性から、あらゆる設計の要望に応えることができます。
また、環境要因への耐候性を持ち、施工の容易さと迅速さを可能にします。
テゴライタリアンシングルラインシリーズは、テゴラ社独自の多層構造とランダムな粒状彩色石のグラデーションカラーが、立体感ある陰影を演出し、個性豊かで深みのある表情を屋根に与えます。
棟や谷部分が同質のシングル材で葺け、統一感のある仕上りで高級感を醸し出します。
また、曲面になじみやすいテゴライタリアンシングルラインシリーズは、自由度の高い設計を可能にします。
色が長持ち | 表面の石は陶器瓦のように焼き付け塗装がされ、 新築の風合いを長く保ちます。 |
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テゴライタリアンシングルラインシリーズの重量は陶器瓦の約1/4、化粧スレート瓦の約1/2と軽量のため、建物への負担が少なく耐震性に優れています。 地震被害の大きさと屋根の重さの関係はすでに多くの調査により、同じ建物、同じ大きさの地震の場合、軽い屋根ほどダメージを受けにくいことが証明されています。 テゴライタリアンシングルラインシリーズは、軽さはもちろんのこと、割れ、剥がれによる地震時の落下の心配も低減します。
防火性 |
建築基準法が改正され仕様基準から性能基準に変わり、飛び火試験により防火性能を証明でき、日本でも国際基準の製品が使える時代になりました。 〈屋根飛び火試験認定品/DR-1349, DR-1350, DR-1351, DR-1352(木製下地屋根)他〉 |
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防水性 |
テゴライタリアンシングルラインシリーズは、アスファルト基材とグラスファイバーとで構成されており、水分を含まず針穴シール性にも優れています。 また、吸水性のほとんどないテゴライタリアンシングルラインシリーズは、凍結融解試験結果でも優れたデータを実証しており、建物の気候帯を選ばず使用できます。 |
耐風性 | テゴラ社により、風速38m/s未満の地域の標準仕様は釘打ち本数を4本/枚と接着剤の併用となりますが、強風地域(基準風速38m/s以上の地域)や強風場所(傾斜の強い場所〈ひな段や崖など〉、風道となる場所〈谷間など〉、風よけのない広い場所〈田園地帯など〉、海岸や湖岸に近い場所)については、強風地域仕様として、釘打ち本数を6本/枚と接着剤の併用によって、耐風性を向上させます。 |
耐衝撃性能 |
テゴライタリアンシングルラインシリーズは柔らかく割れにくい素材ですので、踏み歩き等によって、屋根材が破損する心配はありません。 またアスファルト基材が衝撃を吸収しますので、雨音の軽減にも有効です。 |
耐久性 |
ヨーロッパではグラスファイバー110g/㎡以上が基準となります。 他社に比べてテゴライタリアンシングルシリーズは、グラスファイバーの保有率が群を抜いて多く、高い強度を持ち備えています。 |
砂粒被覆シングルの製造技術
アスファルトシングル内では、2層のアスファルトの間にグラスファイバーが含浸され包み込まれています。
これによりシングルは激しい寒暖差下でも寸法安定性を保ち、完全な防水性を持ちます。
上面はセラミック焼付け塗装微粒子で覆われ、紫外線の作用からアスファルト層を保護し、またシングルに着色を施します。砂粒は非常な高温によるセラミック焼付け法で着色され、色落ちがしにくい素材です。
ケイ酸砂の層はシングル同士が付着するのを防ぎ、現場での運搬や施工をしやすくします。
モデル:Master、Traditional
- 複層グラスファイバー:125g/㎡
- ベネズエラ産特殊アスファルト
- 無機塗料の超高温セラミック焼付け法による砂粒着色
- 紫外線からの完全保護
- 屋根をさらに魅力的にする単色あるいは、
グラデーション染料着色 - 屋根葺き上げ後には隠れる箇所に付けられた、耐風性を向上させる接着剤
屋根材裏面の接着剤について
施工時に別売の接着剤を使用しますが、テゴライタリアンシングルシリーズの屋根材裏面には上下2ヶ所に接着剤がついており、耐風性を向上させます。
低コストの実現
テゴライタリアンシングルラインシリーズは、旧来の瓦と比べ、工期は短く材料コストも低いため少ない初期費用での導入が可能です。また、メンテナンスなどのランニングコストも安価で済みます。
アスベストフリー
人体に有害な影響を及ぼすアスベストは一切使用しておりませんので施工時や竣工後も安心です。